GrandJourneyのサトーです。
みなさん、仕事をするうえで「教わったことを忘れて」怒られた経験はありませんか?
そんな方に是非知っておいてほしいのが「エビングハウスの忘却曲線」です。
僕も実は暗記するのは苦手で、結構苦労しています。
記憶するのは苦手…よく怒られてしまう…そんな方は必見です!
明日からすぐ使える知識ですので、ぜひ見ていってください。
記憶の為の2ステップ
私は大きく2つのステップに分けて記憶しています。それは
①記憶すべき情報か検討する
②記憶すべき情報なら忘却曲線で覚える
です。
①記憶すべき情報か検討する
まずは自分の環境を確認します。今は情報社会なのでインターネットに沢山情報が転がっていますよね。
なので、「覚える事」と「調べたら出る事」を分けて記憶をスリム化させましょう。
特に資格試験とかでなければ、人生は「持ち込みOKのテスト」みたいなものです。
例えばお客様に自社の商品を営業しにいくシーンがあったとします。
さすがに、商品名やメリットデメリット、商品の仕組みは記憶して、質問されたときにパッと答えられないと信頼を得られないですよね。
でも、日々変わるようなデータや細かい数値の様に、ネットや資料を見ればすぐわかるようなものは覚える必要ありませんよね。
人それぞれ、脳のキャパシティは決まっていると思いますので、記憶のスリム化を心がけ、必要なものだけを記憶するようにしましょう。
特に私が記憶すべきと思っていたことは、「根底にある考え方や背景」です。例えば法律や税制など、なんでその法律ができたのか、どういう趣旨や背景でできたのかなどです。
例えばお客様の心を動かすときに、「表面的な数値」だけ記憶していて、ペラペラと話しても伝わりませんよね。伝えたい事の根本を理解し記憶しておくことが大切です。
②忘却曲線で記憶する
では、上記の「覚えなきゃいけない事」はどうやって記憶するのがいいのか?そんな時「エビングハウスの忘却曲線」をうまく活用しましょう。
まずは「エビングハウスの忘却曲線」は何かを説明します。
エビングハウスさんはドイツの学者で、単純な記憶をどのくらいの時間で忘れてしまうかを数値化した方です。単純な記憶とは不規則な数値の羅列や、関係ない言葉が列挙されたものだと思ってください。
人の単純記憶はこのように忘れてしまいます。
- 1時間後 60%忘れている
- 1日後 70%忘れている
- 31日後 80%忘れている
※数値は丸めて書いていますので、細かく知りたい人は是非本などを買ってみてください。
ここでのポイントは2つ
1 記憶の紐づけ
2 復習のタイミングです
まずは、単純記憶についてですが
例えば、友達の好きな食べものを覚えてくださいと言われたとき
A君はカレー、B君はハンバーグ…と言ったように、ただその情報だけを聞いても
次の日には70%忘れてしまっています
記憶の紐づけ
なので、ここで大切なのは「記憶に紐づける理由」を確り理解することです。
例えば
A君は彼女に作ってもらったカレーが大好き(だからカレーが好き)
B君はバイト先もハンバーグ屋さん(そのくらいハンバーグが好き)
といったように、その理由などを他の情報と共に記憶することで定着率が上昇します。
なので先ほど、情報を整理した理由はここにあります。
覚えなくてもいい情報までここまで調べてやるのは面倒ですよね?なので、情報を整理し、覚えなきゃいけないことは少し深く覚えることで、スムーズに記憶することが可能になります。
復習のタイミング
理由を調べても、中々記憶できない、又は理由のない事を記憶しなくてはいけない。
そんな時には、効率よく復習することで記憶がずっと定着してくれます。
それは
1日以内に10分復習
1週間以内に5分復習
1か月以内に2~4分復習
することで、記憶が常に定着している状況になります。実は合計20分弱でずっと記憶しておくことができるのです。
今はそういうアプリも充実しているので、私はスマホアプリで絶対覚えなきゃいけないことを管理しています。
資格試験などをやるときは、1冊だらだら流してやるのではなく、初日はP1とP2、次の日はP1,2の復習とP3、次の日はP3の復習とP4…といったように階段式にしてまず1冊を1週間で終わらせます。
そして2週目で同じことをやります。
そして次は違うテキストで違う目線で取り組む…といったように復習リズムを踏まえてやることが大切です。
まとめ
今回のまとめはこのような感じになります。
① 記憶すべき情報か整理する
② 理由を紐づけして記憶する
③ 復習のリズムを作り記憶する
皆さんいかがでしたでしょうか?やみくもに覚えるのは大変です。
記憶のスリム化と、定着率の効率化を測って、明日からの仕事に活かしましょう!