GrandJourneyのトミーです。
皆さん「世界に一つだけの花」という曲はご存じでしょうか?
「No1にならなくてもいい、元々特別なオンリー1」という歌詞で有名ですよね。
正直、営業をしていた時はあまり理解できませんでした。
「No1になってから言わないとタダの言い訳」とさえ思っていました。なので、ひたすら1位になるための努力をしました。(結果的にはそれはそれでいい経験になりましたが)
しかし、マイケルポーターの唱えた「5つの競争要因(5フォース)」を
勉強してから確かにその通りだなと思えるようになりました。
時には1位を目指さないといけない場合もありますが、今後は本質的にこの考えを優先して取り組んでいこうと思います。
今回はこの5フォース分析について簡単にご説明いたします
明日からすぐ使える事を選んで書いてますので、ぜひすぐ実践してみてくださいね!
正しい競争とは
みなさま会社員の方でしょうか?それとも個人事業主の方でしょうか?
環境は違えど、皆様様々な競争に追われているかとおもいます。
営業成績で競わされたり、同業他社と競わされたり…
その中で多くの方が「最高を目指す競争」に意識が向いてしまいます。
ただ、企業の真の目的は「相手を負かす」事に非ず「収益を高める」事にあります。
そのためにしなくてはいけない競争は「独自性を高める競争」なんです。
収益を高める⇒独自性を高める
収益を高めるためにはまず以下の式を満たしていく必要があります。
「価格」ー「コスト」 =「収益」
実はとてもシンプルですよね。
これらの項目を良くしていくものが所謂「5フォース分析」になります
価格への影響
価格を下げる要因は以下の4つ
1.代替品
例えば、提供しているサービスと違う方法でお客様のニーズを満たす方法が他にある場合、提供しているサービスの価格に上限がついてしまいます。
(例:ブランド医薬品 ⇒ ジェネリック医薬品)
2.新規参入者
参入障壁はその業界を保護してくれる機能があります。
特に価格が上限がないと新規参入者は増えてしまいますし、既存の企業は顧客確保に向け投資を増やす必要性が出てきてしまうからです。
(例:高級コーヒーチェーン等は参入障壁が低く常に新商品等の投資が必要)
3.買い手の力(販売先の力)
業界にとってのお客様はその影響力を使って値下げ圧力をかけてきます。
特に大手が寡占している業界と取引している業界では、その大手の発言等により価格を下げざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。
4.既存の企業での競争
既存企業の競争が激しい場合、値下げ競争はさることながら、競争にかかるコストが増加し収益を圧迫します。
上記に記載していることを踏まえると、
価格を維持するためには、独自性と価値のあるものを顧客に提供する必要があります。
割高でもお客様が買ってくれる事により価格を下げることなくまた代替品もでずに、安定的な価格を維持することができるんです。
(例:アップル社のiPhone)
コストへの影響
1.既存企業での競争
価格への影響でも記載しましたが、競争にかかるコスト(広告費、研究開発費等)が増加し、コスト増加の要因になります。
2.サプライヤー(仕入先)
特に強力なサプライヤーから部品等を仕入れている場合、高い価格を請求される可能性があります。昔からPC業界などはマイクロソフトやインテルなど強力なサプライヤーがいる為、長年苦しめられてきています。
コストへの対応を踏まえると、製品力の向上だけでなく
いかにして効率的に開発、生産、配達、販売できるかを見つけなくてはいけません。
自分の仕事に置き換える
みなさんがサラリーマンであれば、「関係ない」と思うかもしれません。
確かに、独自性を高めるのは会社の商品開発の部署の役割ですし、経営者目線で仕事をしろ!と言ってくる経営者は鬱陶しいですよね。
そただ、んな風に何も考えず会社の言うとおりにしていると、いわゆる社畜と呼ばれる人材になってしまいます。
サラリーマンの方は株主ではないので、「会社の為に」経営者目線を持つ必要はありません。しかし今後の「自分の為に」経営者目線で取り組む意義は十分にあります。
どうすれば、自分の独自性が強化されるのか考え行動しましょう。
私が当時取り組んでいたことは、とにかく「自分の独自性」を高め、ファンを作ることに集中しました。
まず大企業であり、新入社員ということもあり、商品性や組織の変更には手を出すことができませんでした。
ですので税金・会計・法務・相場・金融商品・不動産等すべての金融関連知識を広く深く勉強し、お客様とは「私に聞けばなんでも解決する」関係を作り上げました。もちろん細かい点は専門家に聞きますが。
後は私自身がお笑い番組が好きだったので、お客様をどうやったら笑わせられるか…とかも考えていました(笑)
なので、代替品が出ても、同業と競争になっても「私のところにお金を払う」関係ができたんです。
この言い方が正しいかわかりませんが、独自性を高める=ファンを作ること、に似ているんではないかなと思います。
全ての人に愛される必要はなく、好きな人が満足してとことんお金を払ってくださる関係を構築する。これが大事なのかなと思っています。
まとめ
以上、非常に簡単に5フォースをまとめてみました。
詳細はまた次の機会にやりたいと思います。
ポイントは3つ
1.独自性を高める競争に目を向ける
2.独自性とは高価格帯を維持できる事
3.独自性とはコストのかからない流れを生み出すこと
これは会社員だと中々イメージが湧き辛いかもしれませんが、自分が経営者だったら…自分の人生に置き換えて是非考えてみてください。
いかがでしたか?
明日の仕事からぜひ実践してみてください
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