GrandJourneyのトミーです。
●商売を始めたい。
●始めているけど利益を出すためにひどい事をやっている
●営業をしているけど、会社の利益追求をやたら求めてくる上司がうざい etc…
ここで改めて「皆さんが商売をするうえで大切にする順番」を考えてみましょう。
「とにかく目先の利益を追え!」そんな発言ばかりしていませんか?だからうまくいかないんです。
法人を作っている人は知っていると思いますが、法人には 損益計算書 という財務諸表があります。
会計基準は変わったりしますが、昔から大きなつくりは変わっていません。
今日はこの損益計算書について少し触れていきます。
明日からすぐ使える事を選んで書いてますので、ぜひすぐ実践してみてくださいね
損益計算書を知る
では、損益計算書を知らない人もいるかと思いますので、少し説明します。
損益計算書は、財務諸表の1つである。企業のある一定期間における収益と費用の状態を表すために、複式簿記で記録されたデータを集計することによって、貸借対照表などと同時に作成される。企業内において経営判断のための情報として用いるほか、株主や債権者などに経営成績に関する情報を提供する。
Wikipedia
損益計算書とは
要するに、いくら売上げて、いくら費用が掛かって、結果いくら儲かりましたか?
というのを示す財務諸表になります。
上から順番に大切にする
損益計算書は上から、売上、売上総利益、営業利益…と順番に並んでいます。
あくまで、財務分析用の記事ではないので、それが気になる方は簿記を勉強してください。
この損益計算書はよくできていて、上から順番に大切にする必要があります。
売上・製造原価 ⇒ 取引先やお客様
まず大切にするべきは、お客様です。会社や個人事業主でも、お金を払ってくれる人がいなければ、利益は生まれません。
そして、自分の商品を作るための仕入先からモノを入手できなくなったら、それこそ商売ができなくなってしまいますよね。
特に学生などに「利益とお客様、どっちを優先しますか?」と質問されます。
本当に愚問だとあきれてしまいます。お客様を優先するから利益が生まれるわけで、そこは相反関係ではありません。
お客様を大切にした延長線上に利益があるんです。
販管費 ⇒ 従業員
販管費の中には、従業員の給料やその他事業に必要な費用が含まれます。
従業員をコマのように扱い、利益ばかり追求する企業は永続しません。特にこの情報が多い世界で、終身雇用は終わりました。
昔の高度成長期のやり方に胡坐を書いている経営者は、すぐに淘汰されると思います。
しかし勘違いをしないで頂きたいのは、従業員側もしっかり価値提供しないと首を切られてしまうこともあり得るのです。
大切にされたいのであれば、自分にできる会社への貢献を考え、経営者はそれに応えていく必要があります。
営業外損益 ⇒ 債権者等
事業をする場合、銀行からお金を借りながら事業をすすめるケースが大半です。要するに他人のお金で事業をやるのです。
そのため、お金を出してくれている人にしっかりと利息を払わないといけません。
また、話は変わりますが
特に経営等に触れたことのない方は、「借金は悪!」という謎の固定概念にとらわれています。
金融についてはまた別途記事にしますが、借金は
お金がなくて「夢」を叶えられない人が、一時的にお金を借りて「夢を叶える」ことができるとてもいい仕組みです。
将来、夢が叶ったらしっかり返せばいいだけなので、借金を恐れないようにしましょう。
※闇金や賭け事をする為にお金を借りることはお勧めしませんが。
特別損益 ⇒ 本業以外の取引先
例えば、持っている不動産を売却した。株式を売却した。その時の損益がここに記載されます。
「不動産業者」や「証券会社」がその売買の手続きなどをしてくれますよね?
本業とは関係ないからと疎かにしないほうが良いでしょう。本業が行き詰った時
ここの人達が助けてくれることもあります。
税金 ⇒ 国や地方公共団体
税金は少しでも減らしたいと思うのが常であり、タックスプランニング等の方法も沢山あります。
しかし、企業が事業をできているのは「国」がそこにあるからで、インフラもそうですし、お客様も日本に住んでいて、この治安の良さだからこそあなたの会社のビジネスが成り立つわけです。
このように様々なことの恩恵を受けています。
配当 ⇒ 株主
そして最後に来るのが株主です。
企業はだれのもの?という議論はずっとされています。
最近は投資家向けの市場になりつつあり、投資家が1番の様にうたわれる事も多いですが、やはり株主は最後にあるべきだと私は考えています。
上から順場に大切にするからこそ、株主への還元ができるんではないでしょうか?
ちなみに、村上さんの「 生涯投資家 」という本はおススメです。
最近ESGなど、非財務への投資や永続的な企業への取組をどうすべきかなどの理論もありますが、それは時間があるときに記事にさせて頂きます。
まとめ
ポイントは3つ
1.まずは損益計算書を見る
2.上から順番に大切
3.勿論株主は大切。全てを潤わした上で株主を潤わす必要がある
いかがでしたか?
明日の仕事からぜひ実践してみてください。
もしお悩みの事や課題に感じていることがあれば
お気軽にツイッターまたはお問い合わせフォームからご連絡くださいね。