生涯稼ぎ続ける方法について考えたことありますでしょうか?
これは誰しもが一度は
「一生、お金に困らなければな」と考えたことはあると思います。
その状態に持っていくために必要な「三方よし」という考え方を今日はお伝えします。
これは、ビジネスをする方なら誰しも大切にしなければならない教えで、コミュニティに属している方、つまり、家族や人付き合いでも大切な考え方です。
日本にある有名な企業の多くも経営方針に取り入れています。
今回は三方よしについて考えていきましょう。
「三方よし」とは?
まず、「三方よし」という意味は「売り手」「買い手」「世間」が良いとされる事をする事です。
この考え方の大切なところは順番を間違えてはいけないということです。
まずは、売り手=自分
が良くなることが大切です。
これは相手のためにとボランティアをされる方に陥りがちな考え方ではありますが、
自分の事はいいから、相手を満たす。
これはビジネスをやる上では長続きしない選択となってしまいます。
なので、第一に自分よしが来ます。
次に、買い手=相手
を満たすことが求められます。
相手が満足いくサービスや商品を提供できない場合、そのビジネスは長続きすることなく終わってしまいます。
最後に、世間よし
自分よし、相手よしを実行し続けることが世間をよくし、生涯繁栄するビジネスが成立する事を言っています。
例えば、私たちのビジネスに置き換えて考えると
まずは自分達の利益があがり、関わってくれる方を幸せにする、そうすることで、IT業界はより充実していき、好循環が続きます。
なので順番を間違えてはいけません。
「三方よし」の順番をしっかり覚えてください。
近江商人の商売十訓
続いて、近江商人の商売十訓について考えましょう。
商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
たまに、自身の利益はお客様の利益と相反していると勘違いしている人がいますが
お客様に奉仕した後に、当然に自身の利益がついてくるものです。
昔、営業の成績がとても良かった時、他の部署にいた上司に
「成績凄いけど、その分お客様利益はなくなる…」みたいなことを言われ大喧嘩したことがあります。
※相手は私より20歳くらい上だったので生意気に見えたかもしれませんが
自身の利益は当然にお客様の満足に比例します。自信をもって「儲けてます!」と言いましょう。
店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
大切なのは、外からの見た目だけ重視しすぎてはいけないということです。
見た目が良くても中身がない商品は淘汰されます。
ただし、見た目は重要なので見た目を気を付ける考え方もバランスよく身に付けましょう。
参考記事:陽キャは読むな
売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
これは「アフターフォロー」の事を指します。
1度契約したらほったらかしにするのではなく、しっかりとその後のフォローも徹底しましょう。
更に、営業面でもリピーターが増えるメリットもあります。
参考記事:やってはいけない「営業方法3選」
資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
何よりも大切なのは信用です。
信用を積み上げるのには時間がかかりますし、失うのは一瞬です。
築城5年落城3日とはよくいったものです。
大切にすべきなのは「信用」です。
無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ
客の好むものなら良い気もする…そんな風に考えていませんか?
あなたが医者だとして、ヘビースモーカーだったお父さんが肺がんになってしまったらどうしますか?
お父さんが吸いたくないと言っているのに、タバコを売るのは言語道断ですよね。
お父さんが吸いたいと言っていても、タバコを売るのは言語道断ですよね。
お父さんの為に、治る薬や禁煙の薬を売るのが相手の為になりますよね。
良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
質が高い商品は、どうしても高い値段になってしまいますし、ブランドなんかはなぜそんなに高いのかというくらい高い値段がしますよね。
もちろん価値に対するものが対価なので問題はありませんが、
少しでも良いものを安く売るのが、お客様の為の本質ですよね。
紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
「お値段以上」という言葉はニトリで有名ですが、
商品価値以上の付加価値をつけることが大切です。
同じ味、同じ金額の定食屋さんでも、笑顔が素敵な店員がいるほうに通ってしまいますよね。
正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
値引きは良いものに見えがちですが、提供する価値と値段を見誤っているだけです。
閉店セールばっかりやっているお店なんかは信用できないですよね。
今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
みなさん商売をするときは簿記を勉強しましょう。
1日1日の利益が(=お客様への奉仕)が確り出ているか確認し
日々正していく必要があります。
商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ
とくにコロナ不況もあります。旅行産業などは大変になっています。
しかし近江商人の考えでは、この環境下でしっかり利益を出せる事が大切と言っています。
アパホテルなんかは、しっかりとこの時代に対応し、1泊2,500円の部屋などを提供したりしてますよね。
さいごに
以上、今回は近江商人の記事を書かせていただきました。
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ある程度は考え方についてお伝えできます。
明日から取り入れてみてください。
今日より、明日がよくなりますように。