Grand Journeyのサトーです。
今回はフリーランスが生き残るうえで必要な考え方、
「ゼネラリスト」と「スペシャリスト」どちらになるべきかという事について、お伝えしていきます。
「ゼネラリスト(Generalist)」という言葉は、「多方面の知識を持つ人」という意味です。
広範囲の分野について知識を持ち、さまざまな分野の担当者たちをまとめ上げる役割を担う人(総合職的な人)を指します。
広く浅く仕事が出来るリーダーとかの指揮者イメージです。
「スペシャリスト(Specialist)」とは、ある特定の分野において突出した知識や技術、経験を持つ人材を指します。
ゼネラリストよりも、スペシャリストのほうが言葉として一般的なので、その仕事内容をイメージしやすいのではないでしょうか。
エンジニア、会計、営業、デザイナーなど、スペシャリストの仕事分野はさまざまです。
エンジニアの中でも、スペシャリストとゼネラリストが分けられたりします。
自分はどちらになるか確り見極めて、行動しましょう。
では、ゼネラリストとスペシャリストどちらが、市場価値が高く必要とされるのでしょうか?
今回は、その内容に触れていきたいと思います。
生物学的にはゼネラリストが生存競争で有利
面白い研究がありましたので共有します。
生物学からみて、ゼネラリストとスペシャリストはどちらが優れているか。
東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室「ジェネラリストとスペシャリストはどちらが有利なのか?」
研究によるとポイントが3つあります。
- 生物学的にはゼネラリストの方が有利
- ゼネラリストから他のものへの進化がしやすい
- 特定の環境下ではスペシャリストに成らざるを得ない
ちょっと難しいですよね、少しかみ砕いてみましょう。
結論で言うと「ゼネラリストの方が生存競争では有利」です。
なんでかというと、ゼネラリストの方がスペシャリストに比べて種分化率(新しい生物に進化する事)が高いから。
ではみんなゼネラリストになればいいじゃないか!となるが、そうならないのは
それぞれの特別な環境化で生きていくにはスペシャリストにならざるを得ないから。
みなさんに仕事場においてもそうではないですか?
案件を頂く場合、色々な言語を扱えたほうが、いろんな案件を選択できますよね?
しかし、その案件に入った途端、それに特化したスキルが必要になるので、その分野のスぺシャリストのほうが重宝されます。
特にビジネス、現代における成功者はスペシャリストが多いです。
理由は簡単で、選択と集中により、一つのものに自分の知識や経験などの経営資源を投下し一気に駆け上がるからです。
またやりたいことがない場合は、今の仕事を極める動きをした方がいいです。
なぜなら、今の仕事は他の人が出来ない事になる可能性が高いからです。
ご参考:選択と集中で変わる人生
目安は10,000時間
スペシャリストになるには多動力に習うと10,000時間が必要と言われています。
多動力とは 堀江貴文さんが本にも書かれている内容で、
「今のスキル×別のスキル」を掛け合わせていくことで価値が生まれていく考えを指します。
10,000時間ってどのくらいか見当がつかない方は以下の基準を参考にしましょう。
- 本気で毎日取り組んだ場合:1.3年(毎日20時間)
- 本業以外の時間で本気で取り組んだ場合:5.4年(毎日5時間)
こう考えると、「本業+プライベート」両方で一気に取り組んだほうがよさそうですね。
そして、今から10,000時間を割くことを探すよりも、今あるものを10,000時間にした方が効率が良いと思います。
そうした時間の投資を出来ていなかった方は、出来る事からはじめて10,000時間目指しましょう。
また、目標となる人を置くことも重要です。
スペシャリストの目標となる人物を捜し、その人の元で考え方や行動を真似することから始めてみるのが第一歩と言えるのではないでしょうか。
まとめ
まずは10,000時間かけて1つの分野でスペシャリストを目指す。
そして、1分野でスペシャリストになったら違う分野に移り、そこでもスペシャリストを目指す。
結果的に
「特定分野で勝てるスペシャリスト」でありつつ
「生存競争に強いゼネラリスト」になることができ
ハイブリッドで自身の市場価値を高めることができます。
いかがでしたでしょうか?
今日よりも、明日が良くなりますように。