ビジネスマインド

【性別・学歴・業界別の賃金】あなたの賃金と比較して、未来を描こう!

GrandJourneyのトミーです。

本日は少し硬い記事をお届けいたします。

みなさん厚生労働省の統計局が発表する資料を見たことはありますでしょうか?

何となく堅苦しい、まじめ、知らなかったなど

割と縁がない方も多いんではないでしょうか?

私はこの統計局の発表が結構好きで、定期的に見に行って、何か面白い情報はないかなとチェックしています。

本日はその中から、「賃金」についてピックアップします。

※本ブログ記事は厚生労働省資料からデータ等を引用しています

※直接ご覧になりたい方は厚生労働省HPをご参考ください。

賃金構造基本統計調査

2020年3月に厚生労働省が「賃金構造基本統計調査」を発表いたしました。

「賃金構造基本統計調査」とは

主要産業に雇用される労働者について、その賃金の実態を労働者の雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、

勤続年数、経験年数別等に明らかにするものである。

厚生労働省

今の職業や学歴等により、どのくらいの賃金をもらっているのか、統計を出したものになります。

みなさんが所属しているところは現在どのくらいの賃金であり、

これから転職を考えるのであれば、どの業界で年齢で…と分析の材料にしましょう。

まずはこちらからです。

性別賃金の推移(S51年~R1年)

単位が千円ですのでご注意ください。

これをみると大きく2つの事がわかりますね。

1つは平成になってから賃金はほぼ上昇していない。

単今の男性の賃金が338千円ですので、ボーナスを含まない年収で400万円くらいでしょうか?

平成以降、デフレの期間を得て、2012年(H24年)よりアベノミクスが始まり

金融緩和により株高になったものの、労働者までの還元はできていなかったことがこれでわかります。

基本的には景気を良くして、賃金を上げる政策だったと認識していますが

アベノミクスでは「資産運用」をしていた人たちだけが勝ち逃げできたといってもいいかもしれませんね。

特に私は2012年近辺の時は、金融商品を販売していましたので、お客様にとても喜んでもらえました。

2つ目は差は縮まりつつあるが、まだ女性のほうが低い。

最近では女性の社会進出や男女差別をしないなんてことは当たり前になっていますが

やはり、心のどこかで「一般職」は女性…

女性は事務やサポートといった印象から、賃金が少ないんでしょうか。

私の周りにいる女性はとても優秀な人が多く、あまり賃金の差を感じたことがなかったですが

世の中を見渡すとやはりまだ女性のほうが少ないんですね。

企業規模・性別・年齢別

続いてはこちらです。

いくつかの要素からできているものですが、

まずは男性

  • 一番給料をもらう年代は40代後半~50代後半
  • 大企業と小企業で賃金格差が大きい
  • 60歳をすぎると所属なんて関係ない

です。

全体的にみると、やはり年功序列の世界は変わらないのかなという印象です。

特に私はフリーランスの方と接する機会が多く、年齢関係なくスキルで賃金が変わるので

少し違和感を覚えます。

※昔金融機関にいたので、思い当たる節もとてもある。

勿論今後、終身雇用は崩壊し、年功序列もなくなっていく。と言われていますが

すべてが変わるにはまだまだ時間を要すと思っています。

これだけ見ると大企業病で、就活をしてしまう理由もわかりますね。

「どんな天才も企業に数年いればただの人になる」と言われるくらい

組織の歯車として働くことになります。

個人的なおすすめは、まず大企業に入社し2,3年でスキルアップをすることです。

大企業はお金が潤沢にあるので、研修制度も整っていて、比較的意識の高い仲間もいますので

上手く自分の成長に活用しましょう。

そのあとは転職や独立で稼ぐスキルを身につけていくのがいいと思っています。

次は女性

  • 大企業と小企業の賃金の差が少ない
  • 年齢の差も少ない

このデータは賃金が上がりにくい事務職も含まれているかと思います。

基本的に「所謂総合職」で入社すれば、男女の差はないと思います。

※産休等で物理的に少なくなってしまうケースはある。

これらから推測できることは、「生産性ない仕事はやはり給料が低い」です。

女性が生産性がない!と言いたいわけではありません。

むしろ男性よりまじめで優秀な方が多い印象です。

言いたい点としては、

先ほども少し触れましたが、日本の昔からの文化で「事務や一般職」は女性

というイメージが少なからずあると思います。

結婚も見据えると、そちらのほうが生活しやすいと考える方も多いんでしょう。

※事実、私が昔、採用面接や学生の相談に乗った時に、そういう内容が多かったです。

しかし、これからの時代は

更に事務作業や単純作業が機械にとってかわられる時代ですし、

男女がいい意味で差別されない時代です。

男性も女性も生産性を高め、イキイキと働けるようにしていきましょう。

業界別

最後は業界別です。

男性は金融業界の賃金が急激にあがり、早く下がる傾向にあります。

私も金融機関にいましたが、毎年年収が100万円ずつあがるイメージで

30歳で役職がつくくらいになると、年収が1000万円くらいになっている感じです。

ただ、金融機関はそれなりの知識や資格が必要になる点や

きついノルマがありますので、中には心を壊してしまう人もいます。

それに出世ができないと、50代で給料が激減してしまうので

生涯賃金だけで見るとメーカーなどに負けているケースもあります。

ただ個人的には、金融機関はおススメです。

知見もつきますし、お金はそこそこいいし、研修制度も厚く、忍耐力もつくので

先ほども言いましたが、サクッと入社し、成長したら数年で次のステップへ行くのがベストかと思います。

次に女性ですが、教育関連が高いんですね。

特に緩やかに上昇し、落ちにくい賃金体系になってますね。

スキルを教える事に関しては、年齢関係なく教える事ができるので

ずっと続けることができるんだと思います。

私たちもGJサービスという

エンジニアの方向けに、安心してたくさん稼げるプログラミング教育のプラットフォームをつくっていますので

是非、女性の方は登録して頂いて、一生食べれる能力をここで身につけて下さい。

※もちろん男性もぜひ!

これから学びたいという方も登録してくださいね。

さいごに

あくまでこれらの賃金は現状のものです。

これから時代は大きく変わる可能性があります。

ただ、変わらない事は、生産性を高める事や

金融や教育の様に、スキルを活用したものがやはり賃金が高く

稼げる場所なんだなと再認識しました。

※今後、金融はFinTechなどありますが…

是非皆さんも自分の立ち位置を認識し、よりよい未来を描いていってください!