ビジネススキル

数字に騙されるな!あなたを騙そうとする身近な数字トリックを見抜く方法

Grand Journeyのトミーです。

早速ですが問題です。(シンキングタイム10秒)

どちらの商品の方が売れているでしょうか?

※値段は気にしないでください

  • A 世界で1秒に1個売れている化粧水
  • B 日本で1年に3,500万個売れている化粧水

パッと答えは出ましたでしょうか?

では答え合わせです。

正解はBです!下の絵をご覧下さい。

Aじゃないかな?と思った方も多いんではないでしょうか?

このように、「世界」「1秒に1個」というワーディングだけ見ると

あたかも印象操作をすることができるのです。

ですので、世の中のニュースなどで扱われている数字を見極め

騙されないようにしていきましょう。

ご自身が商売をやられている方は、上手に活用するすべを身につけましょう!

明日からすぐ使える事を選んで書いてますので、ぜひすぐ実践してみてくださいね

表現の仕方

まずはこの言葉を比較してください。

  • A:100人に1人タダ!
  • B:全お客様から会計時1%OFF!

それぞれの性格で好きなほうは分かれるかもしれませんが

1%OFFになるからってそこまで購買意欲はそそられませんよね。

でも、100人に1人タダになるなら、チャレンジしてみてもいいかな!と思えてきませんか?

例えば、家電量販店で買い物中に、お会計の所からにベルが鳴り

「こちらのお客様は今回無料になりました~!」なんて店員さんが煽ってきたら、

もしかしたら自分も…なんてなってしまいますよね?

これは数字のマジックがあり、企業にとってはどちらも同じ損失しか発生しません

下の図をご覧ください

ご覧の通り、件数が増え平均化していけば企業が背負うリスクはどちらでも一緒なのです。

例えばみなさまが商売をされているんであれば、表現方法を気にするべきです。

顧客側であるなら、言葉だけを鵜呑みにせず正しい効果を検証しましょう!

ポイント!同じ効果でも、表現の仕方が違うだけで変わる

数字の切り取り方

こちらもまずこちらをご覧ください。

「日本は住みにくい国」

日本の刑法犯の認知件数はなんと82万件もある国!

検挙数は2002年では59万件もあったのに、2018年は31万件まで減少

日本の警察のレベルが下がっており、治安の悪化が伺える!

これだけみると、日本の警察って何やってんだ!税金を使って働いてない!

と思ってしまいますよね。

でもこちらのデータをご覧ください。

出所:警察庁令和2年8月発表「平成30年の 刑法犯に関する統計資料」

よく見ると、数値に関しては嘘はついてません。

でも、切り抜き方ひとつで、全く違う印象を植え付けることが可能になります。

よく見たら年々犯罪の件数は減っていますし、それに伴い検挙数が減るのは当たり前です。

この場合は、時系列や他国との比較等が必要になりますよね。

また最近だと、コロナのニュースで毎日「1日●●人!」と騒いでいましたが、

データの母数や、率を示していない為、意味のない数値にだけなっていました。

ニュースを見るときは、母数や比較をちゃんとしましょう。!

ポイント:目の前の数字に驚かな!時系列・比較・母数・率をちゃんと見る

平均値と中央値

例えば皆さんが、転職する時に「平均年収」なんかをチェックしますよね?

みなさん平均値と中央値の理解をしてますでしょうか?

こちらをご覧ください。

【求人募集!】

平均年収1,000万円! 高収入で安心!

こんな求人とても惹かれますよね。

でも、平均って何のことかわかりますか?

平均は「全体の合計を全体の数で割ったモノ」です。

つまり、一部の人がとても給料が高ければ、それに従い平均値も上がります。

それと比較し、中央値は「全体の中の真ん中の数値」を示したものになります。

皆さんが転職をするときどちらを参考にしますか?

もし平均年収が1,000万円でも、中央値を見たら350万円なんてこともありえるのです。

ポイント:平均値に騙されない

まとめ

ポイントは3つ

  • 表現の仕方をチェックする
  • 切り抜き方をチェックする
  • 平均値に騙されない

いかがでしたか?

明日の仕事からぜひ実践してみてください!

もしお悩みの事や課題に感じていることがあれば

お気軽にツイッターDMまたはコーポレートサイトのお問い合わせフォームからご連絡くださいね