資産運用

【資産運用入門】知らないと恥ずかしい!サルでも分かる為替取引

Grand Journeyのトミーです。

みなさんは「為替(かわせ)」について、なんとなく

海外旅行に行くとき…FXの事でしょ…とあいまいな知識ではありませんか?

特に資産運用を考えている方などで

「細かい事は分からないからお任せ」と言ってくる人も結構いました。

もちろんそのためにプロはいますが

ご自身で「理由」を知っていないと、万が一の時対応できません。

ですので、なんとなくでもいいので、基礎知識はつけておきましょう。

知識は重荷になりませんので。

前段が長くなりましたが、今回は基礎知識である「為替」について

記事にしましたのでご覧ください。

明日からすぐ使える事を選んで書いてますので、ぜひすぐ実践してみてくださいね

為替とは

為替とは?

為替は、内国為替と外国為替の2種類に分けられる。内国為替とは、金融機関が、国内の遠隔地で行われる債権・債務の決済を、現金の移送を行わずに決済する方法である。外国為替とは、通貨を異にする国際間の貸借関係を、現金を直接輸送することなく、為替手形や送金小切手などの信用手段によって決済する方法である。

Wikipedia

まず為替は「お金によらない決済方法」の事を指し

  • 内国為替
  • 外国為替

の2つに分かれます。

今回お話しするのは、「外国為替」のほうです。

外国為替とは?

外国為替の取引では、必然的に「自国通貨と外国通貨とを交換する」こととなり、その交換比率、すなわち外国為替相場が成立することになる。狭い意味では、外国為替の手段である具体的な外国為替手形や送金小切手のことを指したり、外国為替相場のことを指すこともある。

Wikipedia

ここまできてもよくわかりませんよね。

実際皆さんが「為替」と読んでいるのは「外国為替相場」の事になります。

よくテレビ東京の番組で

1ドル105円で~とか

1ユーロ125円とか言っていますよね?

何のことかわからない!私は日本の資産にしか投資しないから関係ない!

なんて言ってられません。

日本にしか投資していなくても大きくかかわってきます。

為替レートとは?

先ほど記載した

1ドル=105円とは

為替レートと呼びます。

海外旅行によく行く人はイメージしやすいかもしれませんね。

これは

「今、1ドルの価値は日本円でいくらなの?」というものです。

例えば海外旅行先のアウトレットでブランドのカバンが

500ドルで売っていたとします。

今の為替レートが

1ドル=100円だとしたら

500ドル×100円=50,000円

なのでお目当てのカバンは5万円で買う事が出来ます。

ただタイミング的に

1ドル=120円だったらどうでしょうか?

500ドル×120円=60,000円

ですので、カバンの代金は6万円。

余計に1万円も多く払う事になってしまいます。

円高・円安って何?

これは、先ほどの為替の動きを「円の価値が上がったか下がったかで表現」したものになります。

例えば今のレートが

1ドル=100円、として数日後に

1ドル=80円になっていたらこれは「ドル安/円高」です。

一見、100円から80円に下がっているから円安...と勘違いしてしまう理由はわかります。

こんな時はこのように考えてください。

今までは1ドルをゲットするのに100円もかかっていたのに

今なら1ドルを80円でゲットすることができる!

これは円の価値(強さ)が上がったからだ!

逆にいうと

1ドル=100円が

1ドル=120円に変化した場合は「ドル高/円安」と呼びます。

これは円の価値が下がって(安くなって)しまったので

1ドルを買うのに余計にお金(円)が必要になるからです。

ここまでで理解できた人は優秀ですね。

理解できない人はお金で考えないでみよう

分からない人の多くは「全てお金で考えてしまってわからなくなっているケース」があります。

なのでクッキーで考えてみてください。

クッキー1枚が今なら100円。

数日後には80円になっていました。

理由は大きく2つ

①時間が経ってクッキーの価値が落ちたので80円でも買えるようになった。

②お金(円)の価値が上がったので、80円でも買えるようになった。

なのでこの場合は「クッキー安/円高」

逆も同じように

クッキー1枚が100円から120円になった場合は

①時間が経ったことでクッキーの味が良くなり価値が上がった

②お金(円)の価値が下がったので、120円も必要になった

この場合は「クッキー高/円安」です。

円安円高どっちがいいの?

資産運用においては「価値が上がりそうな方」にお金をおいておくのがベストです。

今の話を聞いていると、円の価値が上げてみんなが円で持っていたほうがよさそうですよね?

ただ今の日本は「円安誘導」を行っています。

理由は様々ありますが、

有名なのでいくと「日本は輸出企業が多い」という点があります。

例えば日本の企業がアメリカで車を30,000ドルで売ってきた場合、

日本円に直すと、

1ドル=120円 なら 売上は360万円ですが

1ドル=80円 だと 売上が240万円になってしまいます。

同じ1台を販売しても、為替によって大きな差が生まれてしまうんです。

みなさんの資産運用で考えてみましょう。

手元の100万円を為替で運用するとします。

1ドル=100円の時にアメリカドルを買えば

10,000ドル買えますね。

1年後、1ドル=120円になっていれば

ドルを日本円に戻せば120万円戻ってきます。

逆に1ドル=80円になってしまうと

100万円が80万円になって損したことになってしまいます。

どんな時に為替が動くか

為替は色々な理由で動きます。

代表的なもので言うと

①なんか大事件が起こった時

この場合、みんなが不安になり「安定資産」にお金を動かします。

「有事の円買い」なんて言葉もありますが、日本の円は世界的には安定資産として見られている為、お金が日本に流れてきて「円高」になります。

②国や中央銀行の政策

特に「金利」の動きによりお金が動きます。例えばアメリカが金利をあげた場合は

みんな金利の高いところで運用したいので、ドルをたくさん買います。

ですのでアメリカにお金が集まり「ドル高」となり、相対的に日本も「円安」になってしまいます。

他にも景気動向や貿易収支など様々な理由で動きますが

投資家の心理は基本的にみんな一緒で、普段は「儲かりそうな国」にお金を動かし

やばい時は「安定している国」にお金を動かします。

※また金利の事は記事にします

まとめ

ポイントは3つ

  • 為替レートは1通貨あたりの日本円の価値を表す
  • 円の価値が上がれば円高、下がれば円安
  • 価値が上がりそうなところに動かす

いかがでしたか?

明日の仕事からぜひ実践してみてください!

もしお悩みの事や課題に感じていることがあれば

お気軽にツイッターDMまたはコーポレートサイトのお問い合わせフォームからご連絡くださいね