ビジネススキル

【雲雨傘】論理的思考をするうえでやってはいけない事3選

Grand Journeyのトミーです。

みなさん提案を考えるときや、自社の課題などを検討する上で

どう考えたらいいのかわからず困ったりしたことはありませんか?

「論理的に考えたいけど...」

「どう考えたらいいのかわからない...」

私も新入社員の頃は何から手をつけていいかわかりませんでした。

そんな時、上司に教えてもらったのが

「雲雨傘の論理思考」です

本日は「論理的思考」を身につけるうえで、基礎となる

雲雨傘の論理思考を学んでいきましょう。

明日からすぐ使える事を選んで書いてますので、ぜひすぐ実践してみてくださいね

雲雨傘の論理思考とは?

「空が曇ってきたから雨が降りそうだな」

「雨に濡れるのは嫌だから傘をもっていくか」

みなさんもこんな風に天気を予想して行動したことはあるんではないでしょうか?

日常のなんてことないシーンですが、

これには「論理的思考の基礎」がとても含まれています。

これを「雲雨傘の論理思考」と呼びます。

3つに区別する

上の雲雨傘は大きく3つに区分されます。

曇ってきた  :事実・現状

雨が降りそう :解釈・予想

傘を持っていく:行動・対策

このように、何かの課題に取り組まないといけない時は

STEP1:「事実・現状」

STEP2:「解釈・予想」

STEP3:「行動・対策」

のステップでしっかりと区別し伝えないと相手に上手に伝えることができません。

例題をやってみよう

以下のニュース(嘘)を3つのステップに区分してみましょう。

「大手チェーン大幅リストラへ」

東証1部に上場する大手飲食チェーン店はコロナの影響を踏まえ大幅リストラに取り組む。当社は全国に最大の店舗数を構え、レストラン事業を行ってきた。今般のコロナを踏まえ売上高が前年比▲50%となった。このような状態が続けば当然に会社の存続が危ぶまれる。これらの事より経営陣は「リストラ」に大きく舵を切った。...

GJニュース速報

これらを「3つのステップ」に区分していきます。

まずはこの飲食チェーン店の経営者になったつもりで区分すると

事実・現状:コロナにより売上減少、店舗数は最大

解釈・予想:コロナ継続により倒産する可能性がある

行動・対策:人材、店舗のリストラ

というように、3つに区分することができます。

とてもこうすると頭の整理ができますよね?

例題をやってみよう2

次はレベルアップして違う立場で考えてみましょう

この記事を「事実・現状」と捉え、

解釈や行動を自分の立場で考えてみてください。

例えば皆様が不動産会社(法人向け)の営業であれば

事実・現状:店舗数の削減

解釈・予想:不動産売却先の選定ニーズ

行動・対策:不動産売却先の紹介

というように、予想から顧客の課題を認識し、自社の提案などに充てることもできます。

みなさまがこの会社の社員であれば

事実・現状:人材リストラ

解釈・予想:リストラの対象に含まれるかもしれない

行動・対策:転職活動、またそれに向けた資格取得

などと、立場によって解釈や行動が変わってきます。

みなさんの立場や会社の状況などを踏まえて取り組んでみましょう!

やってはいけない雲雨傘

ここからはやってはいけないこと3選をお伝えいたします。

始めは難しいかもしれませんが、徐々に覚えていきましょう。

現状把握を疎かにする

全てはこの現状把握から始まります。

ここは最も体力をかけていい所であり、疎かにしてはいけません。

兎にも角にも現状把握だけはしっかりしてください。

例えばお医者さんだとすると、病気の内容が分かっていないのに

薬を処方することはできませんよね?

現状把握を疎かにしてしまうと、とんちんかんな解釈や対策が生まれてしまいます。

特に最近はSNSなどで情報が入りやすくなった反面、表面的に事実だけで

あれやこれやという人が多いです。

事実をしっかり深掘りし、誰よりもそのことを知っているというぐらいまで

現状の把握をしましょう!

事実だけで報告する

つぎはこちらです。

現状把握はとても大切です。しかしそれだけで「報告」してしまうと

何の価値も持ちません。

「課長!現状は●●でした!」と報告されても

課長からすれば

「で?なにがしたいの?」となってしまいます。

始めは難しいかもしれませんが

自分なりの解釈や提案をもって

「課長!現状は●●でした!ですので、▲▲と予想されるので■■プランがいいと思います!いかがでしょうか?」

と話しをすると上司も理解しやすくなります。

それと加えて、人間は肯定は苦手だけど否定は得意と言った側面があります。

ですので、1から何がいいですか?と聞くと相手も困ってしまうのですが

「■■でいかがですか?」と聞くと「それはダメだ!」とか「こう直したらいい」とかアドバイスをくれます。

そういう事も踏まえて、自分なりの解釈・対策をもって臨みましょう!

解釈が私的

最後は「自分なりの解釈」の部分です。

ここが自分の意見すぎるのもダメです。

要するに客観的な目線や正確なデータを元に解釈・予想をする必要があります。

例えば

「太郎君はダイエットしたほうがいいのか」というテーマに対し

「したほうがいい!痩せたほうがかっこいいから」だけでは弱いです。

例えば平均のBMI値を示したり、体重何キロ以上は病気になりやすいデータを示したり、痩せている男性がモテるというアンケートをとってみたりと

客観性があり、データに基づくモノにしましょう

最後に

ポイントは4つ

1.雲雨傘で論理的に考える

2.現状把握はしっかりする

3.事実だけで報告しない

4.客観性やデータをつかう

いかがでしたか?

明日の仕事からぜひ実践してみてください!

もしお悩みの事や課題に感じていることがあれば

お気軽にツイッターDMまたはコーポレートサイトのお問い合わせフォームからご連絡くださいね