資産運用

本当に赤字は悪い事なのか? ベンチャー企業のお金の流れを知ろう【資産運用・起業】

Grand Journeyのトミーです。

本日は「赤字は悪い事なのか?」と題していますが、

業績の悪い会社の株を買って、いつか上がるのを待て!

(これを逆張りといいます)

というわけではありません。

今回テーマにしたいのは

「ベンチャー企業」に多い赤字企業の話しをします。

赤字=損してる=ダメな会社

という考えは捨てましょう!

なんで赤字なのかが大切なんです!

明日からすぐ使える事を選んで書いてますので、ぜひすぐ実践してみてくださいね

日本企業の特徴

まずは少し経緯を知っておきましょう。

日本の有名な会社と言えばどんなものがありますかね?

  • トヨタ
  • ユニクロ
  • 任天堂 等々

とても有名な大企業です。

これらの企業の特徴は何でしょうか?

それはモノを作って売る会社ですよね。

  • トヨタは車
  • ユニクロは服
  • 任天堂はゲーム機

では、モノを作って売れるまでの流れを考えてみましょう。

ですよね。

  1. お金を集める
  2. 工場を建てる
  3. 製品をつくる
  4. 広告を打つ
  5. 販売する

日本の企業の多くは「工場を作って製造する」ケースが多いんです。

最近の企業

では次に最近の企業を知っていきましょう。

  • メルカリ
  • ユーザベース(SPEEDA) 
  • ZUU 等

これらの特徴はなんでしょうか?

これらはインターネットを活用し商売をしていますよね

  • メルカリは売り手と買い手を繋ぐサービス
  • ユーザベースは企業向けの財務情報等のサービス
  • ZUUは富裕層や金融パーソン向けの情報サービス

では、これらの企業の流れを見ていきましょう

  1. お金を集める
  2. 開発者を雇う
  3. システムを作る
  4. 広告を打つ
  5. 販売する

ですよね。

先ほどとの違いはなんでしょうか?

ポイントは2番の「設備投資」にあるんです。

設備投資 VS 人件費・広告費

ここからは少し専門的になりますのでついてきてください。

まず会社にはBS/PLというものがあります。

これは「何からお金を集めて」「何に使って」「どう利益をだすの?」

というものをまとめた財務諸表です。

では、まず工場を建てる場合はこうなります。

そうです。使ったお金がBSの方に残り、PLには影響がありません。

つまり「資産」として残っているので

「どう利益をだすの?」には影響しないんです。

では次に、ITサービスを行っている場合はどうでしょうか?

この場合は、お金がPLの方に流れます。

人件費や広告宣伝費など、形のある資産に残らず、直接「どう利益を出すの?」

に行ってしまうんです。

そうするとどんな影響があるでしょうか?

工場を建てた会社は、使ったお金がPLを通らないので、

利益が大きくなりますよね。

一方、人件費や広告費にお金を使ってしまうと

それがPLを通り、「損失」として計上されてしまいます。

つまり、その分「損」が大きく計上されてしまい

見かけだけは大赤字の会社になってしまう事もあるんです。

ケース

実際にメルカリの決算を見てみましょう。

コロナがややこしくなるので、1年前の決算書を見てみましょう。

まずはこちら

メルカリはずっと赤字を継続しています。

あんなに有名で、大きな成長をしている会社でも赤字なんです。

でもそもそも事業自体が悪かったら、こんなに成長してませんよね?

次に何にお金を使っているか見てみましょう。

広告宣伝費にめちゃくちゃ使ってますよね?

もしこれを使わなかったら余裕で黒字です。

でもメルカリは成長の為に、表面を整えるんでなく、サービスを広げるためにお金をかけているんですね。

無形資産として評価できるか

あとは皆さんの判断になります。

みなさんで想像してみて下さい。

あなたは今、マイホームを買うか、自己投資に充てるかお金の使い道で迷ってます。

マイホームを買えば、将来万が一リストラにあっても、家を売ることでお金は確保できます。

自己投資に充てた場合は、将来リストラにあったらもうお金がありません。

しかしスキルアップしているので、すぐ転職できるかもしれませんし、起業等をしてもっとお金がもらえるかもしれません。

企業がお金を何に使っているかを把握し

「広告宣伝費」や「人件費」がちゃんと「無形資産」として評価できるかがポイントになります。

まとめ

今回は少し専門的な話をしましたが、

みなさんも是非無形資産の大切さを考えてみてください。

もしプログラミングスキル(無形資産)をスキルアップさせたい場合は

GJというサービスもやってますのでぜひ見てみてください。

株式投資や自己投資などもっと無形資産に着目して

形がないものを受け入れていきましょう!